鹿児島県の山 No. 1 高千穂峰 御池・小池(野鳥の森)ハイキング チャリ登山
この記事は、2014/02/09(日)の四季山遊会の山行企画 御池・小池(野鳥の森)ハイキングに参加した際の記事になります。
2/8(土)は終日お仕事。
なんで、週末イベントをプロデュースできるのは2/9(日)しかない。
2/9(日)には四季山遊会の御池・小池(野鳥の森)ハイキングが企画されていた。
御池までは自転車で 2回は行ったことがあるが、とても良いところである。
週末イベントはこれっ!
と決めて事前に申し込んでいた。
が、、、、
四日ほど前から、仕事場の暖房に喉をやられてしまい、そこから鼻風邪を引いていた。
あちゃ~、こりゃ無理か?
と思いながら養生していたら、前日までにはたいぶ回復していたので決行です。
ということで、今回の週末イベントは、四季山遊会企画の御池・小池のハイキングに参加することに。
ここ御池までの道中の景観も、それはもう素晴らしいのである。
自転車でまた走りたくなったのだ。
行きは景観を楽しむために山の方へ。
帰りは楽をとってまったりと海岸へ。
ということで引いたサイクリングコースはこちら。
坂元から海岸線をバイバイし、山側のルートで蒲生、溝辺、霧島温泉郷、霧島神宮、御池へ。
帰りは国分に降りて、そこからは海岸線を。
いつもの通りアミュプラザ起点で、行きが約 87キロ、帰りが約 70キロ。
これでやっとこ 150キロオーバー。
今回は事前に十二分に、かつたっぷりと睡眠をとった。
そのためか前日に目を閉じて床にはついたはいいが、眠れず、、、
結局一睡も出来ずじまいで、そのまま起床時間をむかえることに(汗
霧島温泉郷に 7:00までには到着しておきたい。
十分に余裕を持って 3時にアミュプラザを出発。
予定どおりだ(寝つけてないので当然だが、、、
今回も夜間と夕方の走行時間が長いので、行きと帰りのライトを別にして装備。
明るさの弱いほうだが、ヘッドライトもヘルメットに常設。
尾灯はサドルバックとヘルメットに 1づつの計 2個を常時点滅。
10号線を左折して 25号線に入り、坂元の坂をクリアした頃には、体のほうはだいぶ暖まってきた。
一旦下って、高速道路を右手に、薩摩吉田ICを過ぎるあたりまで緩やかに登り、そこから蒲生へと下って行く。
蒲生に入って右手角に地元のスーパーのある交差点を右折し、40号線へと折れる。
ここのスーパーは田舎のスーパーらしく、高齢者向けの食材やお菓子、お惣菜などがあってなかなか良い。
営業時間内であれば立ち寄るのだが、深夜なのでスルーする。
ここまでほとんど自動車ともすれ違わないが、ここからはさらに一人旅の様相になる。
ブルべモードだ。
しばらく走った右手方向に、直径 550メートルほどの住吉池がある。
自転車で池周りをしばらく回り下らないと、なかなか池を拝めないのだが、なかなか趣きのある池だ。
もちろん今回は深夜なので、これもスルーする。
また登りになってくるが頂上手前に二つの大橋とトンネルがある。
雛場大橋、雛場トンネル、鶴原大橋、鶴原トンネルと続く。
真っ暗なので景観は望めない。
登りは、たまにヘッドライドだけにして走ってみると、これがなかなか面白い。
ヘッドライトは光の指向性が高く、左右に光があまり漏れないので、ライトが当たったところだけ視界が開けるような感じになる。
左右は真っ暗。
見えているのはヘッドライトに照らされた進むべき 1点のみ。
そこをちょっと追い込んで走ってみる。
聞こえてくるのは「ハッ、ハッ」と断続的に続く呼吸音。
感じるのは徐々に上昇していく心臓の鼓動。
集中し、淡々と登る。
そんな非日常的な体験というのは、かなり集中できて、ヒルクライム錬にはお勧めです(笑
トンネルを過ぎると 55号線との T字路に突き当たり、左折して溝辺カントリークラブ付近で 481号線へと右折する。
ここは間違って直進してしまいがち、、、
前回も一旦直進してしまっている。
体は大丈夫だが、足のつま先、手の指先が、かなり冷たくなってきたので、コンビニに立ち寄って、コーヒーと足先ホッカイロを 1個購入。
それでも全然暖かくならなかったのはどういうことだろうか?
付け方が間違っていたのかも知れない。
481号線を抜けて霧島温泉駅まで来たら、あとは霧島温泉郷への案内に従って登って行くだけだ。
日当山から223号線を登ってくる道と合流し、霧島温泉郷へと向かうが、ここ合流地点までの景観は、川沿いを走る日当山から登るルートのほうが良い。
まほろばの里を越え、霧島温泉郷に着く手前で、あたりが白けてきた。
霧島温泉郷に唯一あるコンビニ、ローソンに到着したのが 6時半。
7時になるまでコンビニで休憩し、もう少し明るくなるのを待つことに。
ここまで一切写真なし、これが本日初めての霧島温泉郷のお写真。
さて、夜も明けて、ここからはまったりと景観を楽しみながら霧島神宮まで下ります。
下り始めてすぐ先にあるプチな滝、丸尾滝。
これは上流の温泉水を集めて落ちる珍しい滝らしい。
霧が雲のようにかかっていて、その中に桜島が。
スマポのなんちゃって写真なのであれだけど、実物は見ていて飽きないです。
日が登ってきた。
「あった~らし~い、あさがきた!きぼ~うのあさ~だ!」
お馴染みのラジオ体操の歌が思い浮かんだ。
「新しい朝が来た 希望の朝だ」
「喜びに胸を開け 大空あおげ」
そして
「健(すこ)やかな胸を」
「この香る風に 開けよ」
なんとなく聞いていたが、歌詞を良く読んで見てみると、朝日に希望、大空に風にと、心と体と自然とが調和したような、とても良い歌詞だ。
例え昨日までがどんなに辛い一日だったとしても、新しい一日は誰にでも平等に訪れる。
新しい一日が始まると、先生はみんなに真っ白な画用紙をお配りになる。
「さあ、これに自分の思い描く絵を、思いっきり好きなように描きなさい」と、、、
振り返ってみると、、、
何も描くことのない日々を、どれだけ過ごしてきただろうか?
何か描けたとしても、味気のない絵ばかりを描いてきた。
配られた画用紙を破り捨て
「新しい朝なんか、もうこなきゃいいのに」
と大人になってダダをこねた時期もあったね~。
そして今は、どうなんだろうか?
「先生、画用紙まだありますか?」
「色鉛筆の色が足りませ~ん」
もうすっかりオヤジになってしまったが、こんな風に少年のようにはしゃいでいたいものである。
さて、今日はどんな絵を描きに行きましょうか~、、、
霧島神宮に到着。
霧島神宮の門の横に高千穂峰が。
今まで気づいていなかったが、今日という一日の新しい発見のひとつだ。
ここから少しまた登り返しになる。
集合時間までにはたっぷりと時間がある。
まったりと景観を楽しみながら登る。
カーブを曲がると目の前には壮大な高千穂峰。
思わず立ち止まってしまう。
御池小学校と高千穂峰。
なんという素晴らしい構図(驚
しかしこの辺には民家は見当たらない。
調べてみると、、、
「地域の住民は、主に霧島山麓開拓団の一代、二代の農家で、畜産業や林業・農業に従事しています」
と学校の紹介ページにあった。
御池皇子港駐車場に到着。
1時間ほど余裕がある。
素晴らしい景観だ。
今日は期待できない天気と思っていたが、お昼までは風もなく晴れていてベリーグッドでした!
神武天皇が幼少期にこの御池で良く遊んでいたというところ。
皇子港という名もそこから来ている。
また、太平洋戦争の弾薬や戦車をこの池に沈めたらしい。
水深100メートル以上の深さを誇る日本最深の火口湖ですからね。
本日の参加者は 14名。
木漏れ日の中で、先に進む前にちょっとお手洗い休憩。
大切です。
御池周りは、崩れている個所が多かった。
周りの地盤が柔らかいようで、雨が大量に降ると、土が流され木の根っこがむき出しになっているのを良く見かけた。
御池は道路沿いから景観を眺められるが、小池はそうはいかない。
野鳥の森に入って、そこから小池に回るルートでハイキング。
まだ、時期がそうなのか、それほど多くは野鳥を見かけない。
どうやら野鳥は用心深い?ようで、人がいる近くには降りてこないようだ。
上のほうで鳴き声が聞こえてくる。
ここは国に初めて指定された野鳥の森らしく、沢山の種類の野鳥が住んでいる森である。
途中、鹿の子供を見かけた。
鹿は天敵がいないため、植生に大きく影響を与えるらしい。
鹿の影響を受けたあとの植生調査と称して、網を張っている個所があった。
小池に到着。
小池は火口湖ではなく塞き止め湖。
音もなく静かで、まるで時が止まったかのようです。
湖畔の奥のほうは岩のようですが、高千穂峰側はまるで浜辺のようです。
ここでランチタイムです。
お昼までは暖かかったのですが、その後たまに弱い風が吹き、一気に肌寒くなりました。
本日のレシピは、生姜焼き弁当。
深夜 2時前に生姜焼きを焼いているオレって、一体なにもの?
皆さん、トレッキングでは物足りないのか、道をショートカットして急斜面を登り始めるの図。
この後皆さん思い思いのルートを登っていく様子が面白かった。
森の巨人たち100選に選ばれている、イチイガシの巨木。
高さ 38メートル。
森の木々を従え、悠々とそびえ立っている。
御池湖畔に降り立つと、野鳥を観察している人たちが。
野鳥の会の方ではないとのことだが、他の方々にも御池の鳥たちを見せておられた。
(四季山遊会の方より拝借)
そして無事に皇子港駐車場に到着です。
下記はスタート前の集合写真。
四季山遊会のホームページより拝借。
皆さま、今日も楽しい一日をありがとうございました。
感謝!
この後皆さんは近くにある霧島東神社へ。
私は鼻風邪でイマイチの体調だったので、ここで皆さんとはお別れです。
そのまま帰るともりだったけど、神の湯温泉を通過すると皆さんの車が。
ということで温泉はご一緒して入ることができました。
国分までは楽ちんだったけど。
今回は海岸線がちとキツかった。
鹿児島市手前で 10号線が事故渋滞だったので、なおさら走るのキツかったです。
久々の 150キロオーバーチャリ&登山。
このくらいは平然とこなせるようにならないとね~。
では、またどこかの山でお会いしましょう!