2013年8月4日日曜日

第15回サイクルマラソン阿蘇望(本編その2

さて、いよいよ、第15回サイクルマラソン阿蘇望、スタート編です。
と言いながら、移動から開始ですが、、、(また長くなる予感が

移動)

前回のトレイルの大会で、スクーターの移動でおなかを壊した反省から、今回は素直に、車での移動をチョイス。
大会翌日にお休みを頂けたので、移動前後には、めずらしくたっぷりと時間に余裕がある。

「会場までロードバイクで自走か?」

な~んて考えたが、行きは良い良い、帰りはキツ過ぎだろ!ってことで、その考えは止めた。
今回は大隅半島側からの移動となったため、鹿児島市方面に一旦上がってから 3号線沿いだと、ちょっと遠い。
Googleマップとにらめっこしていたら、、、

鹿屋市→都城市→小林市→西米良村→椎葉村→五ヶ瀬町→南阿蘇

のルートが目に入る。
国道265号線が、宮崎と熊本とを、みごとに繋いでいる。



「これだな!道に迷うといけないので、地図を持参っと、、、」

と言うことで、往路のルートは、すぐに決定。
時間があるので、高速道路の選択肢は、早いうちに捨てていたのだ(汗

夕方 6時に出発して、南阿蘇村に到着したのが、深夜の 0時半?
移動にかかった時間は 6時間半?
まあ、道中は山道があるだろうから 5時間あれば着くかな?
なんて高をくくっていたのだが、全然違った。
国道265号線が、とんでもなくなが~く、しかも離合なんかできやしないクネクネ一本道、これが実に長かった。

「阿蘇望への過酷なチャレンジは、この酷道から、もう既に始まっているのであった」、ってな状態。

国道265号線を Wikipediaさんに聞いてみると、、、

山深い南九州を縦断する有数の国道。
元々は林道として整備された経緯があることから、小林市須木地区中心部以北から宮崎県椎葉村上椎葉地区以南の大部分の区間が未改良で離合困難な狭隘道路となっており、九州の酷道の代表格としても有名である。(Wikipediaより抜粋


国道には違いないが、九州の酷道のボスってことね、ふ~ん、そうなんだ、知りませんでした(謝
この道、レジャー気分で行くならお勧めできません、アドベンチャー目的ならグッドでしょう(笑
お陰様で、たくさんのシカ、タヌキ、イタチ達に、出会うことができました。

シカで思い出したのだが、この酷道265号線の半分を、今年のゴールデンウィークに、ロードバイクで走っている。
鹿児島、別府間往復800キロ、九州山岳ひとりブルベを敢行した際の帰路に走った、日之影町→美郷町→西米良村→小林市のルートの一部だ。
この区間は人っ子ひとりいない山深いところ、出会ったのは、たくさんのシカ、永遠と続くなが~い道のり。
この時、この酷道265号線は、夜から深夜にかけて走っていたので、景色が記憶になかったのだ。

それでも南阿蘇村には早々と到着し、会場を確認後、どこか営業しているお店がないか周辺を少し走ってみるも、やはりあるはずもなし。
仕方なく会場へと向かうと、グリーンピア南阿蘇のゲートが開いている。
深夜から早朝の速い到着の方のために開けているのだろう、と思いながら駐車場を探すことに。
ゲート手前から E、B、3、1、2と駐車場があるが、肝心の C駐車場がない?
ウロウロするのもなんなので、奥の駐車場の隅っこのほうに停車して、朝を待つことに。
あとで気付いたのだが、ゲートの開門は案内に 5時半と書いてあり、C駐車場は、受付会場に一番近い、上のほうにあった。
前回のトレイルではあまり仮眠できなかったので、コースだけ少し再確認し、仮眠することにした。

ふと目が覚めると、外は雨だった、というか、この雨音で目が覚めたらしい。
しかも結構降っている。
そのうち雨は、強くなったり弱くなったりで、スタート直前までは、降ったり止んだりを繰り返していたが、スタート後は、曇り日和中心に、たまにパラパラ、若干晴れ?という感じだった、と思う。

受付・開会式)

雨がまだ降っていたので、止みそうな瞬間を待ってから、出走準備を開始。
準備に手間取ってしまい、開会式を少ししか見れなかった(またまた段取り悪し、残念


特別ゲストのなるしまフレンド会長、鳴島英雄さんのお話の一部が聞けたのは良かった。

「私の今日の走りをみてください、皆さん、きっとビックリされると思いますよ!」

見たいなことを、おっしゃっておられた。
今年79歳になろうかというご年齢で、こんな風にスパっと言い切れるのは、長年楽しんで走り込んできた賜物なんだろうな~、と思った。

「しっかり見ていて欲しい、今日の俺の走りを、きっと後悔はさせないし、後悔なんかしない、、、」

なんて言えるレベルの走りができる日が、はたして、このおやじにもくるのだろうか?(ちょっと言ってみた、言うのはタダである
いや、そう信じて走り込むしか、道はない(例えそうならなくとも、良いイメージを常に持つことが重要だ

開会式が終わると、すぐにスタートゲート集合のアナウンスが。
50人づつ 3分ごとのスタートらしい。
じつは、おやじのゼッケンNoは 50番以内、とめちゃ若い。
この大会は絶対参加、と決めていたので、結構早い時期に JCA会員としてエントリーを済ませておいた。
スタートは、ゼッケンNo順かどうかは分からないが、とにかくスタートゲートのほうへと向かう。
向かうのだが、、、またもや、やってしまっている?

「ゼッケン付けてないし~(汗」

胸や背中に付ける、いわゆるゼッケンはなく、ヘルメットの前面に貼るゼッケンシールが 1枚あるだけで、今回はいつもと勝手が違う。

「くそっ、忘れたのはそのせいだ」(と言うのは勝手な言い訳で、やはり年には勝てない

慌ててゼッケンシールを取りに行って、スタートゲートのほうに向かうと、やはりゼッケンNo順のスタートのようである。

「う~ん、ってことは、一等最初の先頭グループでスタートってこと?」
「良いのか?こんな貧脚のおっさんが一番スタート組で?」
「これってもしかしてハンデ?、早くスタートしたほうが、その分時間たっぷりで、お得とか?」

などと妄想していたら、スタートしていた。
マイク?の音量が小さくて、スタート前の挨拶などが、良く聞き取れなかったのだ(これまた残念

コースのおさらい)

さて、なかなか走り出さないのであるが、ここでコースマップを見てみよう。


※上記は、ルートラボに投稿されていた Aコースのコース図をもとに、作成したものである(エンドレスハゲワシさんの投稿より拝借、感謝!
※標高、距離は、ルートラボ上のものを記載

会場であるグリーンピア南阿蘇のゲート前をスタートし、緑色の線の方向に、右側の円を時計回りに走りながら、阿蘇山頂(1165m)、箱石峠(912m)と二つの上りをクリアし、会場であるグリーンピア南阿蘇に、再び戻ってくる。
これが前半戦で、距離にして約74km。

グリーンピア南阿蘇で、昼食を食べて、残り約46kmの後半戦がスタートする。
赤色の線の方向に、左側の円を同じく時計回りに走りながら、地蔵峠(1087m)、俵山峠(711m)と残り二つの上りをクリアし、会場であるグリーンピア南阿蘇に戻ってこれれば、先生に頭なでなでしてもらって、おまけにトンボ鉛筆が一ダースもらえる。
いやそうではなくて、めでたくゴールとなる。

コース上の赤い丸が、各関門とその制限時間。
コース上の黒い三角が、各峠とその標高。
コース上の黒い星印が、峠と峠の間の谷の部分とその標高。
コース上の黒い星印から黒い三角までが上り区間で、その距離と標高差。
を示してる(参加する前に、これ、調べて作れば良かった、、、

そして、下記は、各峠の標高と、谷から峠頂上までの標高差(実際の上る高さ)と、その区間の距離、平均傾斜角度を示したものである。
もっとも標高の高いボスは、阿蘇山頂だが、もっとも傾斜のキツいボスは、もっとも標高の低い、俵山峠となっていて面白い。

阿蘇山頂  1165m  760m  17.8km  2.44%
箱石峠     912m  365m  13.4km  1.56%
地蔵峠    1087m  729m  14.9km  2.80%
俵山峠     711m  518m   8.9km  3.33%

低いところと、高いところを、ひょいと如意棒を伸ばして、坂をまったいらにならしてしまえば、傾斜なんてこんなもんである。

「ふっ、楽勝だな!」

と、思うようにしているが、実際にはキツいところがある。

このような 120kmのコースを 8時間以内に走破して、ゴールすれば完走である。
単純計算で時速15kmで走れば良いわけだ。
ママチャリでも、ちょっとペダルを踏めば、このくらいの速度なんて、わけはない。
近所のおばちゃんでも、お買いものついでに、完走できそう?である(んな、わけはない
しかしだ、実際には、各関門、エイド、チェックポイントなどに立ち寄る時間+信号待ちの時間等があるので、実走時間でみると 6時間半~ 7時間あたり、平均時速にして 18kmあたりを基準にして走らないと、完走が厳しくなってくるのだ。

スタート → グリーンピア南阿蘇(昼食会場))

さて、いよいよ本格的にスタート(ようやく、でも走り出したら速いです、ひたすら淡々と上って下るだけですから

会場であるグリーンピア南阿蘇の標高は 550m。
スタートしてすぐに 3.1km、145m下った標高 405mから、最初の上りである阿蘇山頂 1165mを目指して走る。

雨はもう降っていないが、中腹手前あたりにきると、意外にも遠くまで見晴らしが良い。


景色がきれいだったので、停車してアクションカムでも撮影。
その映像が動画にアップしたものだ。

下のほうの坂から、自転車が上ってくるのが見えて、なかなか面白い。


自然の中に入り込むと、人も自分もちっぽけな存在に思えてくるので、色々なことを考えさせられる。
それがまた良いのだ。
この区間が、距離としては一番長い上りの区間だが、頂上に近づくにつれ、少しずつ霧がでてきた。

修学旅行ではお馴染みの?草千里が見えた。
36年後?の自分が、まさか自転車で再訪するなんて、草千里もその時の少年も、思ってはいなかっただろう。
そんな考えが頭を過り、ここまでは、あっという間に到着した気がする。
草千里の手前が第一関門のようだが、ここは全く記憶にない。
トレイルの脚へのダメージは、まだあるものの(やはり階段を下るときに違和感が残っている)、自転車で使う筋肉とは、やはり違うようで、ほとんど影響がないようだ。
ただ、ここのところラン中心にしていたので、イメージ通りの上りはできていない。
遅いなりのイメージなのだが、軽快には上れていない、それでいて疲労感はない、という感覚だ。

ここから下りに入っていくと、霧が濃くなってきた。
対向車の存在も、ようやくライトで分かるくらいの箇所もままある。
霧もあり、下りの路面も全体的に、そう良くはなかったので、下りは慎重に下る。
スタート地点とほぼ同じ標高の 547m地点まで一気に下るのだ。
下りは頂上まで上ってきた者たちにだけ与えられる、自然からのご褒美、そんな風にいつも思う。

「もはや、身体は自転車の一部となり、重力の想いのままに身を任せ、風の中を翔け抜けていくうちに、やがて、心までもが、自然のなかに溶け込んでいくかのようだ。」(ちょっとシリアスに、、、

下り終えると、今度は二番目に待ち構えている峠のボス、箱石峠を目指す。
この区間が、一番楽に上れたと思う。
高低差も勾配も、それほどでもない。

箱石峠の頂きを過ぎた 2kmほど先に、第二関門がある。
ここでは通過チェックが行われている。
道に迷ってしまう方はいないとは思うが、安否確認である。
名前を言ったら、自分で署名するという方式で、なんだか少し緊張した(笑

このあとは、コース上で一番長い下り区間を走りきれば、昼食会場が待っている。
途中、多少のアップダウンがあるが、大したことはない。

が、、、昼食会場に戻る手前 3kmくらいの 150mたらずの上り坂が、前評判どおり結構こたえる。
まずまず勾配がきつめの箇所があるからだと思う。
コースマップの黄色い丸で囲んだ部分だ。
最後のゴール前に、もう一度ここを上るのは、結構つらい。

そんなこんなで、昼食会場へ到着(かなり端折っているような?

 
写真を撮り損ねたが、昼食は、だんご汁とおにぎり。
だんご汁、さいこ~。
後半戦に向けて、食べ過ぎには要注意!とあったが、おいしいので、お構いなしに食べる。

他にも、冷やしたミニトマト、きゅうり、ブルーベリーが、食べたい方はどうぞ的な感じで並んでいた。
ミニトマトは、姿かたちがとてもきれいで、とてもうまい、いっぱい頂きました(感謝!
ブルーベリー、ちょ~さいこ~だったが、こちらは遠慮して 1個だけ頂く。

今回は、トレイルの大会用に同時購入した、自転車用のバックパックを背中に背負っている。
ロングのブルべで使用するため、今回お試しに自転車でも、ハイドレーションを試してみている。
やはり、水の補給が容易で、かなり良い。
ボトルだとつい補給を忘れがちになるが、これはちょこちょこ楽に水分を補給できる点がグッドである。
ここで水を補給しようと確認したら、まだ十分に入っているようだ。
ここで 30分ほど昼食休憩をして、後半戦に出発。
時計を見ると、ちょうど12時を過ぎたところであった。

グリーンピア南阿蘇(昼食会場) → ゴール)

さて、次に目指すは、地蔵峠である。
コースマップの分析からすると、高低差も勾配も 2番目にキツい感じである。

「地蔵峠は、実は地獄峠だった、、、」

というような、過去の大会のブログも目にしている。
お昼を食べた直後に、地獄?を持ってくるとは、熊本県サイクリング協会、おそるべしである。

今回は、山岳系のブルべだと思って、始終そのペースで淡々と走ることにしていた。
けっして速いペースではないが、そのペースを守って走れば、完走できると踏んでいた。
トレイルでは、初めて大会での制限時間内完走を逃してしまっただけに、この大会は完走して無事に帰ることを目標に、走っている。

残り約 46km、時間的には、なんとか余裕はありそうである。
だが、余談は許されない、最後にどんでん返しが待っていることもある。

ここで Garmin が機能していないことに気付いた。
どうやら、昼食会場に到着した時点で、Garminはゴールと判定し、コースマップのトレースを終了させていたようだ。
それでも、拡大図上で、コースだけは示している。
時間とかがいまいち分からないが、このまま走ることに、、、

第三関門を無事通過。
最後のラスボス、俵山峠を撃退に行く。

この俵山峠の上りは、長く感じられた。
勾配のキツいところで、ふとGarminに目をやると、速度がひと桁台になっている。

「あ~~~、ダメだって、どんな坂でも、ひと桁台に落とすことは厳禁って、あんなに誓ったのにぃ、、、」(でも、ムリ

と、わけのわからないことを、心の中で、叫んでいた。

ペースダウンしながらも、淡々と俵山峠をやり過ごす。
ここでは、再度、通過チェックが行われている。
ここを出る時に、後半戦で初めて時計を見た。
14時40分だった。

「やばっ、ぎりぎりじゃん」

と、このときは思ったのだが、制限時間は 15時30分で、しかもそれは第四関門の制限時間だったことに、あとで気付く(それでも結構ぎりぎりだけど、、、
でも、良く考えたら、第四関門を 15時30分通過だと、間に合わない気が、、、

この後は下りです~、と言われるが、Garminが機能していないので、残りの距離が良く分かっていない。
最後のゴール前に、またあのエグイ坂も待ち構えている。

時計は見ずに、ペースは落とさずに、淡々と走ろう。
そう決めて、ここを後にする。
そうすると、意外にも、最後のゴール前の上りに差し掛かった。
もう既に 1回上っているので、 2度目が楽にクリアできたように感じた。

そして、ついにゴール!

(下の写真は、グリーンピア南阿蘇のゲートで、この先にゴールがある)


(実際には、こんな感じ)


ゴールして、上の昼食会場まで上って、時計を目にしたら、15時13分。
けっこう際どいが、無事、制限時間内のゴールです。

良かった(ほっ

トレイルでは、えびのの山の神には、出直してきな!
と言われたけど
自転車では、阿蘇の山の神に、また来年もおいで、と言って貰ったような気がします。

ロードバイクに乗り始めて、8ヶ月目の初阿蘇望で初完走。
50のおやじにしては、上出来だと思う(速くは走れないけど、、、
なるしまフレンドの会長さんのご年齢まで、まだ 29年もあるしね(そこまで乗れるかが大問題だけど、、、

最後に参加賞はこちら(バンダナの緑色がきれい


しかし、こんな長いの読んでくれる方がいるのだろうか?

ではまた、次の大会で、お会いしましょう!

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